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審査員

ギグラ・カツァラヴァ Guigla KATSARAVA

 

ギグラ・カツァラヴァチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院でゲンリッヒ・ネイガウスの弟子レフ・ナウモフに師事、卒業時に最高位勲章であるKRASNII diplom(クラスヌイ・ディプロム)を受賞。その後、ドイツにてヴイマル・フランツ・リスト音楽大学でラザール・ベルマンに師事し、最高位資格コンサート・ディプロムを取得して卒業、パリ国立高等音楽院、第3課程を修了。元、パリ・エコール・ノルマル音楽院ソロピアノ科教授。現在、東京音楽大学ピアノ科特任教授。
旧ソヴィエト社会主義共和国連邦領時代であった在学中から、チャイコフスキーコンサートホール、ボリショイコンサートホール、ラフマニノフコンサートホールなどで演奏活動を行う。

その後、東西ヨーロッパを中心に、中東、アメリカなどで数多くのリサイタル、室内楽、オーケストラとの共演などの演奏活動を行っている。
これまでに、イエナ・フィルハーモニー、アバディーン・フィルハーモニー、マケドニア国立フィルハーモニー、ニシュ・フィルハーモニー(セルビア)、グルジア国立フィルハーモニー、モルダヴィア国立フィルハーモニーなどと共演。ミュンヘン王宮レジデンス、ミュンヘン諸聖人宮廷教会、エッセン・カタコンベ劇場、ワイマール・オペラ座、ベルリン・ドイツ銀行アトリウム(ドイツ)、エルサレム・ミュージック・センター(イスラエル)、モスクワ・チャイコフスキー音楽院大ホール(ロシア)、ニック大劇場(セルビア)、国立トビリシ音楽院ホール(グルジア)、シテ・ド・ラ・ミュージック、アンヴァリッド軍事博物館講堂、サル・コルトー、ランス大講堂、コルマール市立劇場(以上フランス)等でソロリサイタルを行う。

多くの国際音楽祭にも招待されており、モンペリエ・ラジオフランス・フェスティバル、ピアノ・リオム、ピアノ・ピック、サントメール音楽祭、
ランス・フラヌリ音楽祭、アベイ・ラ・プレ音楽祭、ショスタコーヴィチ・フェスティバル・パリ(以上フランス)、ヨーロッパ音祭(ポーランド)、
ピアノ・ア・サンテュルサンヌ(スイス)、カーメル祭(イスラエル)、キシナウ・ピアニストの夜(モルドバ共和国)、ボンヌヴィル室内楽音楽祭(アメリカ・ユタ州)、FIMPフェスティバル(ブラジル・ポルトアレグレ)等で演奏する。
また、国際ドミートリー・ショスタコーヴィチ協会およびイリーナ・ショスタコーヴィチ夫人個人の招待を受けて、「Fjedor Drujinin(フョードル・ドルジーニン)に捧げるガラ・コンサート」に参加(2008年秋)。パルマ国際音楽祭(ブラジル)にて、最終日にショスタコービッチピアノコンチェルト第一番を演奏(2011年)。

国際コンクールの審査員も勤めており、ヴァルディゼール国際コンクール、フランシス・プーランク国際ピアノコンクール、コンクール・アニマートにおいて、審査を行った。

教育活動

教育活動においては、ロシア音楽は勿論、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、リストなど18,19世紀の音楽について綿密な研究を重ねると同時に、現代音楽の作曲家の作品も重視している。(O・メシアン、G・リゲティ、K・シュトックハウゼン、T・エスケシュ、P・ブーレーズ etc..)
これまで、マルタ・アルゲリッチ、ポール・ バドゥラ=スコダ、シプリアン・ カツァリスなどが審査員を務める卒業試験で、数多くの首席演奏者を輩出。また、毎年国際的に活躍するピアニストを送り出し、数多くの教え子が国際コンクールで優秀な成績を残して、 今もピアニストとして活躍中。 指導者としての教育学の観点では、多くの文献を通して、歴史的背景も反映させた、生徒が興味を抱くような指導方法を探求している。



記事・推薦文

モンターニュ・センター・フランス

彼の演奏の秘訣は、申し分のない名人技のテクニックを持っていながらも、それを聴衆にひけらかすことなく音楽に奉仕させるところにある。この偉大な才能から目が離せない。



D.N.A.

ロマン派のリサイタルプログラムを携えての彼の帰還は、歴史に記録されるにふさわしい文化的イベントであった。驚異的なヴィルトゥオーゾ作品であるリスト「スペイン狂詩曲」は、今宵のプログラムのクライマックスであった。そしてピアニストは、国際色豊かな聴衆をその魔力に易々と引き込んでしまったのである。


L.ベルマン

ピアニストギグラ・カツァラヴァには独自の芸術的個性がある。輝かしいヴィルトゥオーゾであると同時に思索的な音楽家でもある。

 

公式HP: https://www.guigla-katsarava.com/